「こんばんは」で始まる学校

夜間中学は、戦後まもないころ、家の手伝いをしたり、働きに出されたりして昼間の学校に通 えなかった子どもたちのために開設されました。当時は学齢の生徒がほとんどでしたが、 現在は様々な事情で「教育」を受けられなかった人々(義務教育を終えられなかった人、十分に勉強ができなかった人、日本語を学びたい人たちなど)が、年齢・国籍に関係なく学んでいます。







  内容

映画の舞台は東京都墨田区立文花中学校の夜間学級。
山田洋次監督の映画『学校』のモデルの一人でもある見城慶和先生らが教壇に立っている。
そこには様々な理由で『普通に学ぶ機会』を得られなかった人々が年齢・国籍に関係なく学んでいる。異年齢間の交流、教師と生徒の温かい人間関係、そして受験競争のための勉学ではなく、生きるために学ぶ真摯な姿。
不思議なやさしさと温かさに包まれた、今まで出会ったことのないような学校があった----。


 >>> メモ

夜間中学は今まで映画やテレビで描かれてきました。しかし今回の映画は夜間中学に学び、卒業した人達と共に作られた映画です。作り手の勝手な思いや番組製作のためだけに学校を利用するのではなく、カメラが入ることが、学校にとっても、学ぶ人達にとってもプラスになる映画作りを基本におきました。

撮影前に1年近く教室に同席して生徒、先生方と交流を重ね、理解と支持を得てからカメラを教室に持ち込みました。約一年半の撮影で二百数十時間の映像を記録し、映画『こんばんは』が生まれました。






スタッフ&キャスト

   
ナレーション 倍賞 千恵子
映画に参加してくださった方々 墨田区立文花中学校
夜間学級の生徒・教職員の皆さん
撮影 川越 道彦
撮影協力 古賀 美岐
高嶋 芳男
田村 周
構成 古賀 美岐
編集 古賀 陽一
製作補佐 山田 由紀
製作デスク 林口 真紀
録音 山際卓郎/(株)読売映像
現像 東京現像所
音楽監督 小六 禮次郎
製作 中橋 真紀人
監督 森 康行
   
協力 夜間中学を考える記録映画の製作を支える会
(会長 見城慶和、副会長 鈴木文夫)
夜間中学校と教育を語る会
カンパニーAZA
日本電波ニュース社
(株)シクロ・イマージュ
東京福原フィルムス
小林 喜久男
(有)鈴木映画/代表 鈴木文夫
参考資料 「夜間中学校の青春」
文・見城慶和/写真・小林チヒロ(大月書店刊)
題字 細谷美津子
写 真提供 小林チヒロ
川上重治
製作 イメージ・サテライト

芸術文化振興基金助成事業

このほか
映画『こんばんは』は多くの方々の寄付によって製作されました。
ありがとうございました。
(寄付をいただいた団体名、個人名は映画のクレジットタイトルに表示しています。)


受賞歴など
第9回 平和・協同ジャーナリスト基金 基金奨励賞
キネマ旬報2003年度ベストテン 文化映画第1位
日本映画ペンクラブ賞 日本映画ノン・シアトリカル部門第1位
第58回 毎日映画コンクール 記録文化映画賞
高知オフシアターベスト10 日本映画部門 第1位
第一回文化庁映画賞 文化記録映画大賞
第13回日本映画撮影監督協会 J.S.C賞

東京都知事推奨
文部科学省選定
文化庁芸術文化振興基金助成事業作品