| |
不登校生徒が13万人を越え、教育の危機学校崩壊が叫ばれる中で教育の原点をもう一度見つめ直そうというところから夜間中学の映画『こんばんは』の制作が始りました。 夜間中学にはさまざまな理由で義務教育を受けることが出来なかった人達がきています。年齢も15歳から91歳までさまざまです。そこでは効率優先や競争主義の教育は行われていません。 一人一人が必要とする勉強がそれぞれに合った方法で行われています。その中で生徒達は今まで読み書きが出来なかったり、学校に行くことが出来なかった苦難から解放され、生 きる希望と自信を身につけて行きます。ここには「教えるとは希望を語ること 学ぶとは誠実を胸にきざむこと」という教育の原点が確実に息づいています。閉塞し、荒廃が進む現代の中で、教師や親、生徒はもちろんのこと多くの人に観て戴きたいと思っています。
|
| >>森康行(もりやすゆき)監督のプロフィール |
|
| 見城慶和 |
私は夜間中学校教師生活42年間の中で、多くの人たちと出会ってきました。どの人も学ぶべき時に学べなかった重いドラマを抱えています。夜間中学の教室には、わが国の過去の過った歴史の被害者たち、現在の歪んだ社会や競争原理に支配された学校で痛めつけられた人たちなどが、「時代の生き証人」として座っているのです。そうした人たちの傷の痛みをすこしでも癒し、それぞれが自立してこの日本の社会で生きていくのに必要な基礎学力や知識をつけていくのが夜間中学の仕事です。「学びとは何か、学校はどうあるべきか」という問いかけへの確かな答えが、ここには息づいています。夜間中学にいると、170万人を超えるといわれている義務教育未修了者たちのうめき声が聞こえてきます。いま全国夜間中学校研究会では、こうした人たちの学びを保障するために日本弁護士連合会に人権救済の申し立てを行い、国に対して公立夜間中学の増設を強く求めています。教育の危機が叫ばれるこのとき、このドキュメンタリー映画『こんばんは』を世に問う意義は、はかり知れなく大きいものがあると確信しています。 |
| >>見城慶和(けんじょうよしかず)先生のプロフィール |
|